古代の湯 温泉質分析表 (2015年2月)
源泉名 | 東京天然温泉 古代湯 |
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湧出地 | 東京都葛飾区奥戸4丁目2番1号 |
調査及び試験者 | 財団法人中央温泉研究所 |
温 泉 | 41.5℃ |
湧出量 | 250リットル/min |
泉 質 | 含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩温泉 |
ph値 | 弱アルカリ性7.73 |
飲 用 | 不 可 |
一般的禁忌症 | 病気の活動期(特に熱があるとき)、活動性の結核、 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、 むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、 目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期。 |
泉質別禁忌症 | 該当項目なし。 |
【浴用の適応症】 一般的適応症 |
筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり (関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、 捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、 耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、 軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、 ストレスによる諸症状(睡眠障害など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。 |
泉質別適応症 | きりきず・末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 |
【入浴上の注意】
<浴用の方法及び注意>
温泉の浴用は以下の事項を守って行う必要がある。
ア.入浴前の注意
(ア)食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けること。酪酊状態での入浴は特に避けること。
(イ)過度の疲労時には身体を休めること。
(ウ)運動後30分程度の間は身体を休めること。
(エ)高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと。
(オ)浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。
(カ)入浴時、特に起床直後の入浴時などは脱水症状等にならないよう、
あらかじめコップ1杯程度の水分を補給しておくこと。
イ.入浴方法
(ア)<入浴温度>高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、
42℃以上の高温浴は避けること。
(イ)<入浴形態>心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴又は部分浴が望ましいこと。
(ウ)<入浴回数>入浴開始後数日間は、1日当たり1〜2回とし、慣れてきたら2〜3回まで
増やしてもよいこと。
ウ.入浴中の注意
(ア)運動浴を除き、一般に手足を動かす程度にして静かに入浴すること。
(イ)浴槽から出る時は、立ちくらみを起こさないようにゆっくり出ること。
(ウ)めまいが生じ、又は気分が不良となった時は、近くの人に助けを求めつつ、
浴槽から頭を低い位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待つこと。
エ.入浴後の注意
(ア)身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り
着衣の上、保温及び30分程度の安静を心がけること(ただし、肌の弱い人は、
刺激の強い泉質(例えば酸性泉や硫黄泉等)や必要に応じて
塩素消毒等が行われている場合には、温泉成分等を温水で洗い流した方がよいこと。
(イ)脱水症状等を避けるため、コップ一杯程度の水分を補給すること。
オ.湯あたり
温泉療養開始後おおむね3日〜1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消化器症状等の
湯あたり症状、又は皮膚炎などが現れることがある。このような状態が現れている間は、
入浴を中止するか、又は回数を減らし、このような状態からの回復を待つこと。
カ.その他
浴槽水の清潔を保つため、浴槽にタオルは入れないこと。